温泉スポットを巡る別府地獄めぐり

地獄めぐりとは

別府の地獄めぐりは、1000年以上も前から噴気や熱泥、そして熱湯などが噴出していたことが豊後風土記に記されており、近寄ることができない忌み嫌われた場所として「地獄」と称されるようになったとされています。
しかし、明治時代に遊覧できるようにし、2銭の入場料を徴収したことがきっかけで「地獄めぐり」が観光として始まりました。

この別府の地獄めぐりは別府温泉の名物として大変人気があり、様々な「地獄」を巡ることができます。
約3時間30分で全部の地獄を巡ることができるので、ぜひそれぞれ特徴がある地獄を一つずつ見て回りましょう。

地獄めぐりのおすすめプラン

地獄めぐりの効率的な順番を知っておきましょう。
スタートは海地獄で、コバルトブルーの水面が特徴です。
深さは200mあるとされ、まさに地獄と言えます。

次は、海地獄から徒歩1分で行ける鬼石坊主地獄です。
灰色の熱泥が沸騰する様子は見入ってしまう光景です。
沸騰する様子が坊主頭に似ていることからこの名前が付きました。

その次は、鬼石坊主地獄から徒歩5分のかまど地獄です。
1丁目から6丁目まで6つの地獄をまとめてかまど地獄と言い、気温や天気によって色が変わる地獄もあります。
ここは、足湯や飲む温泉もあるのが魅力です。

そして、かまど地獄から徒歩1分で鬼山地獄に進みます。
こちらはワニ地獄とも言われており、ワニが飼育されている地獄です。

鬼山地獄から徒歩2分で、次の白池地獄に着きます。
日本庭園の造りになっており、落ち着いた雰囲気があります。
温泉が自然に蒼白い色になることから、この名前が付きました。

白池地獄から次の血の池地獄へ行くには、鉄輪バスターミナルからバスに乗り、約10分の移動を行います。
血の池地獄は日本最古の天然地獄と言われ、赤く染まった熱泥が特徴です。
血の池プリンや血の池軟膏はここでしか買えないので、おすすめです。

そして最後の龍巻地獄は、血の池地獄から歩いてすぐの場所にあります。
ここは間欠泉の地獄で、噴出周期が短いのが特徴です。

地獄めぐり周辺のおすすめ宿泊施設

地獄めぐりの近くには宿泊施設がたくさんありますが、中でもユニークなのが別府ホテル塒(ねぐら)です。
ホテルや旅館にはおいしい食事を提供するレストランや温泉があるものですが、このホテルにはレストランも温泉もありません。
絶品グルメや温泉がたくさんある別府だからこそ、ホテルにこもっていないで自由にあちこちめぐり歩いて欲しいと考えて作られたホテルです。

街全体を旅館と考えており、食事や温泉は別のところで済ませ、その内の宿泊体験に特化しているホテルなのです。
宿泊者が自由にゆっくりと過ごせるので、誰に気兼ねすることなく過ごしたいという人にはおすすめです。