日本三名園の一つ兼六園
加賀百万石の歴史的文化遺産です。
園内には、茶屋・築山・池、が点在しており、景観を廻遊しながら楽しむことができるでしょう。
四季を楽しむことができ、春は桜、夏は水が清涼感を運び、翠滝が見所です。
夏は芭蕉が見た場所で風景を、眺めることが可能です。
秋には紅葉と四季の様々な風景が環境客を楽しませます。
冬には一風変わった、兼六園の名物である木々が「雪吊り」されたを風景が姿を見せます。
冬景色とライトアップ
木の枝に雪が積もると折れてしまうため、金沢の冬の風物詩「雪吊り」で木の枝を守ります。
雪吊りには種類があり、唐崎松、巣籠り松には「リンゴ吊り」、根上松、播州松には「幹吊り」、その他背の低い木には形に応じて、「小しぼり」「竹ばさみ」「四又しぼり」など様々な吊り方で保護されていきます。
夜には、園内のところどころがライトアップされ、昼では見ることができない、夢幻的な庭園に取り込まれることになるでしょう。
一切、重機を使用することなく、職人が500本以上の木々を、1本1本手作業で雪吊りをしていきます。
作業日数は一カ月以上かけて慎重に行われています。
最近では、雪吊りされていく木々を見るため、観光客が兼六園を訪れます。
雪吊りの技術は、庭師が全国から学びにくるほど、高い技術だということがわかります。
冬の兼六園で唐崎松が一番の見所です。
雪が積もってなくても、雪吊りされた姿は、とても素晴らしいです。
雪が降ると、木々の雪景色を楽しむだけではなく、雪吊りの縄にも雪が積もり、美しい光景に驚かされるでしょう。
ライトアップが美しいスポット3選
金沢城公園は、五十間長屋・金沢城三御門・菱櫓と全てにライトアップされており、どこから見ても幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
ロマンティックな風景に思わず人恋しくなるかもしれません。
玉泉院丸庭園は、兼六園隣の金沢城公園内にある庭園です。
面影は明治時代に失われておりましたが、2015年春にその姿の再現がされました。
加賀を守ってきた藩主たちが愛でた大名庭園。
「三つの灯り」で移り変わりを表現した色が、音に合わせて徐々に変化していきます。
ひがし茶屋街は、重要伝統的建造物保存地区になります。
作家・五木寛之作品『朱鷺の墓』の舞台としてひがし茶屋街がでており有名です。
国内、海外からの観光客が多く訪れます。
夜はライトアップされ、しっとりと落ち着いた雰囲気を堪能できます。
どこからともなく、三味線や太鼓の音が聞こえてくる、大人の街です。
バスまでライトアップ
16カ所あるライトアップスポット巡る、毎週土曜日と限定された日に運航しているレトロな「金沢ライトアップバス」。
バスに乗り、車窓からライトアップを楽しむことや、途中下車して夜の金沢を散策して楽しむことができます。
楽しみ方はさまざまですが、バスの中から風景をのぞくのもいいかもしれませんね。