冬こそ訪れたい白川郷

ユネスコの世界遺産に登録された白川郷

かつては秘境と呼ばれていた白川卿の萩町地区。
合掌作りの集落として知られていますが、昔は山ひだが険しい地域になっており、その急斜面を庄川が流れており、村は日本有数の豪雪だったことから、冬季に周辺との交流が遮断されたため、秘境と呼ばれていたのも頷けるでしょう。
大小100棟前後の集落で築150年の歴史があり、今も実生活の場として使用しています。

数多くの観光客が訪れる場所です。
合掌造りを見学できるのは、和田家、神田家、長瀬家の3件になります。
和田家は最大規模で、国の重要文化財に指定されている建物です。

神田家では、一年中囲炉裏を焚き、鉄瓶で沸かしたお湯を使用した、自家製の野草茶を、無料で飲むことができます。
長瀬家では、「ものを愛する心が宝もの」を考えのもと、5階建ての合掌造り、1階には500年前の作と伝わる荘厳な仏壇と美術品、什器などが展示されております。
3・4階には昔からの生活用具を展示されています。

合掌造りは生活から学んだ知恵の集まり

「合掌造り」とは、木の梁を、山形に組み合わせて建てられた、日本独自の建築様式です。
外から見た形が、手のひらを合わせたように見えることから、合掌と呼ぶようになりました。
傾斜45~60度の屋根は雪おろしの負担を減らすために、工夫された形になっています。

合掌造り耐震、防火、雪対策が盛り込まれた造りになっており、屋根裏の固定部分を縄で結わえることで遊びを持たせ、雪の重みにも耐えられるように工夫が見られ、先人の知恵を継承し保存を行っています。
屋根の葺き替えは、30~40年に一度葺き替えが必要です。
運がよければ、葺き替えを見られるかもしれません。

ライトアップや風景が綺麗なスポット3選

荻町城跡展望台は、荻町を見下ろす高台は、かつては戦国時代の武将の居城だったため、合掌造りの集落を眺めることができます。
撮影スポットに最適で、1~2月はライトアップされているので絶好のポイントになります。

かん町は、白川郷のパンフレットや、写真に載っている風景の多くはかん町地区です。
中心部の萩町から少し離れますが、人がいない雰囲気もあり、写真撮影に適した人気のポイントです。

和田家は、最大規模を誇る合掌造りの建物です。
現在も住居として活用されており、1階と2階部分を公開しています。

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飛騨弁で、赤ちゃんのことを「ぼぼ」と言います。
「さるぼぼ」は「猿の赤ちゃん」という意味で、さるぼぼには顔がありません。
さるぼぼを持った人自身の心が写されると言われ、日々前向きに過ごせば、笑顔のさるぼぼに見えるようになるでしょう。

さるぼぼの色によってご利益が変わってきます。
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