直行便も続々!週末は石垣島でのんびりしよう

沖縄本島から南に400km離れたところにある石垣島は、山々や海に囲まれた自然豊かなところ。日本屈指のリゾート地として有名で、夏の海水浴シーズンはもちろん、一年を通して多くの観光客が訪れます。
ここ数年で、大阪や東京など主要都市からの直行便が増えてきて、沖縄本島のように気軽に行ける場所になりました。週末の間だけ、南の島でバカンスなんて計画も立てられますよ。
ここでは、魅力あふれる石垣島の特徴やおすすめの観光スポットについてご紹介します。
現地の気候や移動手段など、旅に必要な情報についても詳しくまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

石垣島の基本情報

沖縄県の八重山諸島の主島です。温暖な気候と透明度の高い美しい海で知られており、年間観光客数は136万人以上。
海では高い確率でマンタと遭遇できるとして有名で、ヨーロッパを中心に世界中から多くのダイバーも訪れます。
石垣島の周辺には竹富島や西表島など複数の島があり、石垣島南側の市街地からは各島へのフェリーが出航しています。

石垣島の天候

石垣島は「亜熱帯海洋性気候」に属していて、1年を通して温暖な気候です。最も暑い7~9月の日中気温は32~33℃、冬のシーズンも17、18℃前後までしか下がらないので過ごしやすいでしょう。
ただし、沖縄本島と同じように5~11月ごろは台風シーズンとなります。台風が襲来すると飛行機や船などの交通網が断たれてしまうため台風の動きには注意が必要です。

年中温かいので、春から秋にかけては基本的に半袖のTシャツや薄着の服装で過ごせます。ただ、10月頃からは海沿いや山の中は朝晩が冷えます。薄手の長袖やパーカーが必要なほか、重ね着できる上着を持っておくと良いです。
冬のシーズンは海風が強く、日中も体感温度が下がりますので、ジャケットや薄手のコートがあると良いです。冬場に石垣島へいくなら、1枚は上着を余分に持っておくと良いでしょう。

石垣島へのアクセス

少し前までは、本州から石垣島までの直行便には限りがあり、チケットを取るのも困難でした。
多くの人が一度沖縄本島に到着し、トランジットで40分ほどのフライトで石垣島へ行くのが主流でしたが、最近では格安航空会社(LCC)各社が本州から石垣島への直行便を続々と就航。
直行便が増えて東京や大阪からダイレクトにアクセスしやすくなり、非常に便利になりました。
東京からは羽田空港からの直行便で3時間程度、成田からは約4時間、大阪からなら2時間半~3時間ほどで到着します。
ちなみに、本州や沖縄本島からフェリーは運航しておらず船便は貨物船だけなので、アクセスするなら飛行機のみとなります。

石垣島での移動手段

石垣島には空港から市街地までの路線バスやタクシーもあり、市内を観光するだけなら特に交通には困らないでしょう。ホテルによっては、送迎バスが空港まで迎えに来てくれるところもあります。
ただ、石垣島は全長35kmあります。少し離れたところや山間部、海側などを観光したいなら、レンタカーやレンタルバイク、レンタサイクルなどを借りるのがおすすめです。

石垣島のインターネット環境

石垣島は、離島も含めて各社キャリアに対応しています。市街地は4G回線を利用できるので、普段の生活と同じように通話やチャット、メールなどを利用する分には特段困ることはありません。多くのホテルや観光施設、カフェなどはWi-Fi環境も整っていますし、街にはインターネットカフェもあります。テレワークでインターネットを利用したいといった方も困らないでしょう。
ただ、離島や山間部など、一部地域によっては電波が弱くなる場合もあります。キャリアによっては通話がつながりにくくなったりスムーズに動画視聴ができなかったりする可能性はあります。

石垣島周辺の島々について

ここからは、石垣島からアクセスしやすい観光で人気の島々を紹介していきます。各島へは石垣島からフェリーが運航しているので、興味のある方はチェックしてみてください。

竹富島

石垣島からフェリーで15分ほどで行ける手軽さが人気の竹富島。周囲は約9kmと小さく、半日もあれば十分に観光を楽しめます。民家の屋根にはすべて沖縄の赤瓦が使われていて、これら家屋とサンゴの石垣は国の「重要伝統的建造物群保存地区」になっています。
集落を水牛が歩いている光景が有名で、水牛に乗って島の風景をゆったりと鑑賞するツアーが人気です。道中ではガイドさんが、三線や島唄を披露してくれることもあります。
昔ながらの沖縄の風景に出会いたいのであれば、ぜひ訪れてみたい美しい島です。

西表島

沖縄本島に次いで県内2番目に大きな面積を持つ西表島は、島の約9割が亜熱帯の原生林に覆われた自然豊かな島です。
国の特別天然記念物「イリオモテヤマネコ」をはじめ、さまざまな生き物たちが生息する、独自の生態系を持つ島としても知られています。
マングローブの林を抜ける遊覧船ツアーやシーカヤック、SUPなどのクルージングが人気で、まるでジャングルで冒険しているような気分を味わえるでしょう。石垣島から半日で往復する日帰りツアーもありますが、西表島の隅々まで冒険したいなら、1泊以上は滞在したいものです。

小浜島

サトウキビ畑や赤瓦の民家など、沖縄ののどかな原風景が広がる小浜島。テレビドラマのロケ地になった島としても有名で、島内には複数のリゾートホテルも点在しています。
都会の喧騒を離れ、ラグジュアリーな空間でゆっくり過ごしたい人には、小浜島は要チェック。プールやレストラン、バーなどはもちろん、ゴルフ場が併設されているホテルもあって、敷地内で十分にリゾートを満喫できます。各ホテルでバイクや自転車の貸し出しも行っているので、気分を変えて島を探索してみるのもおすすめです。

波照間島

日本の有人島として最も南に位置する波照間島。その海の美しさは県内屈指で、透明度の高い青色は「ハテルマブルー」と称され海外からもダイバーが訪れるほどです。
真っ白な砂浜から伸びる海のグラデーションは、まさに絶景そのもの。ダイビングやシュノーケリングなど、マリンアクティビティを楽しむのに最適です。
また、波照間島は星の美しさでも知られています。国内で唯一、南十字星を観測できる場所として、12月~6月には天体ファンも多く訪れる島です。

与那国島

日本最西端の島で知られる与那国島。天気の良い日だと、島の西側からお隣・台湾ものぞめます。
与那国島へは、石垣島からフェリーで4時間以上かかるので、飛行機でのアクセスがおすすめです。飛行機なら、石垣島から35分で到着します。島では、日本在来種の「与那国馬」がのんびり暮らす様子を観察できるほか、謎の巨石群が沈む「海底遺跡」の探検も人気。
スキューバダイビングや潜水船で潜るツアーもあり、不思議で荘厳な光景に、古代への想いを馳せることもできます。

他にも、海水浴で人気の黒島や鳩間島、古くから神聖な場所とされる新城島など、八重山諸島には紹介した以外にも離島があります。
各島々にそれぞれ違った特色や見どころがあるので、何度行っても楽しめるのも石垣島の魅力。本島内を観光しつくしたら、ぜひ他の島にも足をのばしてみましょう。

石垣島のおすすめ観光地

ここからは、石垣本島(石垣市)でおすすめの観光地をピックアップして紹介していきます。

川平湾

石垣島で一番人気の景勝地「川平湾」は、鮮やかなターコイズブルーの色が美しい、透明度の高い海。日本百景にも選ばれており、石垣島に旅行へ行くなら必ず立ち寄っておきたいスポットです。
市街地から車で30分でアクセスできるので、レンタカーを利用して行くと良いでしょう。
駐車場やトイレも完備されていて、周辺にはお土産ショップや軽食ができるパーラーなどもあり。ドライブしながら家族や友人でワイワイ観光できます。

石垣島鍾乳洞

隆起したサンゴ礁でできた石灰岩層が浸食されることによって自然に造られた、全長3.2kmの鍾乳洞です。約5~20万年もの時をかけて作られたと言われており、鍾乳洞内ではサンゴや貝類の化石を見ることもできます。洞窟内はライトアップされていて、フォトスポットとしても人気。30分ほどで公開中のすべての鍾乳石を見学できます。

玉取崎展望台

石垣島の美しい海を眺められる景観地として人気の展望台です。展望台からは石垣島の北東にある「しっぽ」のような半島を見渡せます。新石垣空港から車で20分ほどでアクセス可能。遊歩道にはハイビスカスの花が年中咲いていて、南国に来た感じを味わえる点も人気です。石垣島に着いてレンタカーを借りたら、まずここへ行ってみるのも良いですね。

石垣島でおすすめのアクティビティ

ここからは、石垣島で人気のあるアクティビティを紹介します。

シュノーケリング

透明度が高く遠浅の石垣島では、ゴーグルとシュノーケルさえあれば青い海を探索できます。たくさんの熱帯魚と戯れながら、南国のきれいな海を全身で味わうことができるでしょう。時にはウミガメとの出会えることも。小型ボートでポイントまで案内してくれる半日ツアーは少人数にも対応してくれるので、友だちを誘ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

カヤック

エメラルドブルーの海の上や西表島のマングローブの中を、ゆったりと漕いで巡るカヤックツアー。波のないおだやかなポイントを案内してくれるので、初心者はもちろん、小さな子供や高齢の方も気軽に参加できます。1~2時間あれば満喫できる、家族で楽しめるアクティビティです。

SUP

最近、人気上昇中のマリンアクティビティ「SUP」とは、スタンドアップパドルボードの略。サーフボードの上に立って、パドルを漕いで海の上を進みます。浅瀬で練習できるので、子連れや泳ぎがニガテな人も大丈夫。中にはSUPの上でヨガのポーズや瞑想を体験できる「SUPヨガ」を行っているところもあります。美しい海と空に囲まれてヨガをしてみたい人は、ぜひチャレンジしてみてください。